固定資産税とは、土地や建物、それに関連する償却資産が課税の対象になる税金です。償却資産というのは会社などが事業で使用している機材や備品等のことで、これにも同じ税金が課されることになっています。不動産の場合の税額は課税標準に1.4%をかけた金額になります。課税標準と言うのは固定資産税課税台帳に登録されている固定資産税評価額のことになりますので、毎年土地の価値の1.4%を税金として支払い続ける仕組みになっています。
なお、生活に必要な土地と、事業用の土地等では区別されており、住宅用地の場合は課税標準が6分の1になるなどの軽減措置もあります。但し大きな住宅の場合200平方メートルを超える部分を別で管理し、課税標準の3分の1とするなど細かく定められています。新築家屋の場合も同じようにルールが定められています。
この税金は毎年4月の中旬から5月にかけて納税通知が発送されますので土地所有者は税金を納めなくてはなりません。一括納税か年4回の分納を選ぶことが出来ます。空いている土地を貸す場合、その土地の価値が向上することがあります。向上すれば当然のことながら税金も向上します。土地の価値が向上すると相続する際の税金も大きくなってしまうため、注意が必要です。
相続税制の改正についてちらほらメディアでも取り上げられ始めていますが、税制が変わることで資産家以外の一般家庭ももしかしたら多額の相続税を請求されるかもしれません。また、逆に亡くなった方が多額の借金を残したなんて人もいると思います。いずれにしろ相続する側からしたらたまったものではありません。例えば後者の場合は相続放棄という方法もあるのをご存知ですか?意外に理解していない方が多い相続税の知識、知らないでは済まされないことですから、いざというときは速やかに専門家に相談しましょう。
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